2026/07/12
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雑排水とは?汚水・下水との違いと雑排水管の役割を解説
雑排水とは?基本の意味を押さえよう
「雑排水」という言葉、水回りの工事や賃貸物件の書類で目にしたことはあるかもしれません。でも、「汚水」や「下水」とどう違うのか、説明できる方は意外と少ない。今回はその違いをきちんと整理します。雑排水とは、台所・洗面所・浴室・洗濯機などから出る排水で、し尿(トイレの排水)を含まないものを指します。「生活排水からトイレの排水を除いたもの」と覚えると分かりやすいです。
家庭から出る排水の約7割から8割が雑排水だと言われています。思った以上に多いですよね。台所の洗い物、お風呂、洗顔・歯磨き、洗濯。これらすべてが雑排水に該当します。
汚水・下水・雑排水の違い
この3つは混同されやすいので、整理しておきましょう。汚水
トイレから排出されるし尿を含む排水を「汚水」と呼びます。特に衛生管理が必要な排水で、必ず下水処理場で処理されます。雑排水
台所・浴室・洗面所・洗濯機などからの排水で、し尿を含まないものです。油分・石鹸カス・食べ物のカスなどが含まれており、適切に処理する必要があります。下水
汚水と雑排水を合わせた概念が「下水」です。法律上の「下水道法」では下水を「生活もしくは事業に起因し、もしくは付随する廃水(汚水)または雨水」と定義しています。つまり、汚水も雑排水も「下水」の一部です。日常会話では「下水」と「汚水」が同じ意味で使われることもありますが、厳密には上記のような区別があります。
分流式と合流式の違い
下水道の排水方式には「分流式」と「合流式」の2種類があります。お住まいのエリアがどちらかによって、雑排水の扱いが変わります。分流式
汚水(雑排水を含む)と雨水を別々の管で流す方式です。汚水は汚水管を通って下水処理場へ、雨水は雨水管を通って川や海へ直接排水されます。東京都内の多くのエリアで採用されています。合流式
汚水・雑排水・雨水をすべて1本の管にまとめて処理場に送る方式です。管の数が少なくて済む反面、大雨時に処理場の能力を超えるリスクがあります。分流式の地域では、雑排水を雨水管に流したり、雨水を汚水管に接続したりすることは禁止されています。工事の際はどちらの方式か必ず確認が必要です。
雑排水管の役割と仕組み
雑排水管とは、台所・浴室・洗面所・洗濯機などから出る雑排水を集めて、公共下水道(汚水管)へ流すための管のことです。一般的な戸建て住宅では、各水回りから出た雑排水は屋内の排水管を通り、宅内に設置された雑排水枡(または汚水枡)に集まります。そこから取付管を通って公共下水道の汚水管に接続されます。
雑排水管の設計で重要なのが「勾配」です。排水管は適切な傾斜がないと水と固形物(食べかすや髪の毛)が分離してしまい、詰まりの原因になります。一般的な基準として、排水管の勾配は約2%(1mで2cm下がる)が目安とされています。
雑排水管が詰まる原因と対処法
雑排水管の詰まりは、日常的な使い方の積み重ねで発生します。場所によって詰まりの原因が異なります。台所系の詰まり原因
油分が最大の原因です。炒め物の油、肉の脂、マヨネーズや生クリームなど。これらが排水管内で冷えて固まり、石鹸カスや食べかすと混ざり合って管を塞いでいきます。シンクから水が引くのが遅くなってきたら、詰まりのサインです。浴室・洗面台系の詰まり原因
毛髪と石鹸カスの組み合わせが主な原因です。特にトラップ部分に絡まりやすく、放置すると奥の排水管まで詰まることがあります。定期的なトラップの清掃が予防になります。洗濯排水系の詰まり原因
衣類の繊維くず・糸くず・洗剤の残留物が原因になることがあります。洗濯機の排水ホースが詰まるケースも珍しくありません。軽い詰まりは市販のパイプクリーナーで対処できますが、奥の排水管や枡まで詰まっている場合は高圧洗浄が必要です。症状が改善しない場合は早めに専門業者に相談しましょう。
新築・リフォーム時の雑排水管設置について
新築・建て替え・大規模リフォームの際には、雑排水管の新設または更新が必要になります。この工事は、下水道接続工事(下水道承認工事)の一部として行われることが多いです。東京都内では、下水道工事は「東京都指定排水装置工事事業者」が行う必要があります。指定を受けていない業者には依頼できません。
工事の際には、水回りのレイアウト・排水量・接続先の公共下水管の位置などを考慮して設計します。適切な勾配の確保・材質の選定・枡の位置設定など、専門的な判断が必要な場面が多くあります。
給水管の引き込み工事と合わせて一括して依頼できる業者に頼むと、工程が一本化されてスムーズに進みます。
ヒトナスへのご相談について
株式会社ヒトナスでは、給排水衛生設備の設計から給水管取出工事・下水道承認工事・屋内配管工事・各種届出申請まで、ワンストップで対応しております。葛飾区亀有を拠点に、東京23区内の工事を幅広く承っています。「どこに頼めばいいか分からない」「申請が複雑で不安」という方も、まずはお気軽にご相談ください。無料でご相談・お見積もりを承っています。
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