株式会社ヒトナス

2026/09/14 お役立ち

葛飾区で下水道承認工事をするには?申請の流れと費用相場を解説

葛飾区は下町らしい住宅密集地から、近年の区画整理で生まれ変わった新興住宅地まで、多様な街並みを持つエリアです。ヒトナスの拠点である亀有もこの葛飾区にあり、日々多くの下水道承認工事のご相談をいただいています。

「下水道承認工事って水道引き込み工事と何が違うの?」という質問もよくいただきます。今回は葛飾区で下水道承認工事を進める際に知っておきたい基礎知識を、申請の流れと費用の目安にあわせて解説します。工事の目的や必要な手続きを事前に整理しておくことで、計画段階での不安を減らせるはずです。

工事の内容や費用は土地の条件によって一件ずつ異なります。ここで紹介するのはあくまで一般的な目安なので、実際の金額は必ず現地調査を経た見積もりで確認するようにしてください。

下水道承認工事とは?水道引き込み工事との違い

水道引き込み工事が「水を引き込む」工事であるのに対し、下水道承認工事は「使った水を公共下水道へ流す」ための工事です。新築時やトイレ・キッチンの増設、老朽化した排水管の交換にともなって必要になります。

具体的には、敷地内の排水設備(汚水管・公共汚水桝など)を新設または改修し、道路下の公共下水道本管へ接続する工事を指します。この接続工事を行うには、事前に自治体の承認を得る必要があり、これが「下水道承認工事」と呼ばれる理由です。

葛飾区のように住宅密集地が多いエリアでは、隣地の排水設備と自分の敷地の排水経路が近接していることもあり、既存の状況を正確に把握したうえで計画を立てる必要があります。土地によっては、隣地を通らないと排水経路を確保できないケースもあり、その場合は隣地所有者の同意が必要になることもあります。

東京都指定排水装置工事事業者への依頼が必須

下水道承認工事は、誰でも自由に行える工事ではありません。給水装置工事に「指定給水装置工事事業者」があるように、排水設備工事には「指定排水装置工事事業者」という区分があり、この指定を受けた業者でなければ施工が認められていません。

これは排水設備が公共下水道に直接つながる設備であり、施工不良があると周辺の衛生環境にも影響が及ぶためです。ヒトナスは東京都指定排水装置工事事業者・東京都指定給水装置工事事業者として、葛飾区を拠点に工事を行っています。

指定を受けていない業者が施工した排水設備は、完了検査で是正を求められたり、最悪の場合は接続そのものが認められなかったりすることもあります。見積もりを取る段階で、指定の有無を業者自身に確認しておくと安心です。

申請の流れ

葛飾区での下水道承認工事は、おおむね次のような流れで進みます。

1. 現地調査と既存の排水設備の確認
2. 排水設備計画(承認図)の作成
3. 自治体の下水道担当部署への申請・承認取得
4. 道路掘削が必要な場合は道路占用許可の取得
5. 排水管・公共汚水桝の設置または改修
6. 完了検査・完了届の提出


承認図には、排水経路や勾配、桝の位置といった情報を正確に反映させる必要があります。この作図には専門知識が必要なため、設計から施工まで一貫して対応できる業者に任せると手続きがスムーズです。

排水管の勾配は、汚水がスムーズに流れるかどうかを左右する重要な要素です。緩すぎると詰まりの原因になり、急すぎても水だけが先に流れて固形物が管内に残りやすくなります。適切な勾配を設計段階で確保しておくことが、将来のトラブルを防ぐことにつながります。

申請から完了までにかかる期間

承認図の審査には、自治体の混雑状況にもよりますが、提出から数週間程度かかることが一般的です。審査完了後に道路掘削や排水管の設置工事に着手し、完了検査を経て工事が終了します。全体としては、申請準備から完了検査まで1ヶ月から2ヶ月程度を見ておくと、スケジュールが立てやすくなります。

新築工事のスケジュールに組み込む場合は、建物の完成時期から逆算して、できるだけ早い段階で申請の準備を始めることをおすすめします。

費用の目安

費用は排水管の距離、道路の舗装状態、公共汚水桝の新設・改修の有無によって変わります。一般的な戸建て住宅の新設工事であれば、40万円から90万円程度が目安になることが多いです。既存の排水設備を一部改修する程度であれば、これより費用を抑えられるケースもあります。

見積もりを比較する際は、承認図の作成費用が含まれているか、公共桝の新設が必要かどうかを確認しておくと、後から金額が変わるといった行き違いを防げます。極端に安い見積もりは、承認図の作成費用が別途になっているケースもあるため、内訳を確認しておくと安心です。

例えば、既存の公共汚水桝がそのまま使えて排水管の距離も短い土地であれば、目安の下限に近い費用で収まることが多い一方、公共桝の新設や高さ調整が必要な土地では、掘削規模が増える分、目安の上限に近づく傾向があります。

汚水と雨水、合流式と分流式の考え方

下水道には、汚水と雨水を同じ管で流す「合流式」と、別々の管で流す「分流式」があります。東京23区の多くは古くから整備が進んだ合流式のエリアが多いですが、地域によっては分流式が採用されている場所もあります。

下水道承認工事では、どちらの方式が採用されている地域かによって、接続する配管の種類や桝の設計が変わってきます。この点は現地調査と自治体への確認をあわせて行うことで、正確に把握できます。自己判断で進めてしまうと、申請段階で図面の修正を求められることもあるため、早い段階で専門業者に確認しておくと安心です。

葛飾区ならではの注意点

葛飾区は住宅密集地が多く、隣地との境界が近い土地では排水経路の確保に工夫が必要になることがあります。また、区画整理が行われたエリアとそうでないエリアでは、道路下の下水道管の整備状況が異なる場合もあります。古くからの住宅地では、細い路地に面した土地も多く、掘削工事の重機搬入経路を工夫する必要が出てくることもあります。

古い住宅地では、汲み取り式や浄化槽から公共下水道への切り替えが必要なケースもあります。まずは現地調査で、自分の土地がどの状況にあるかを確認することから始めるとよいでしょう。

亀有や金町周辺の駅前商業地では、店舗の入れ替わりにともなって厨房排水の設備を新設・改修する相談も少なくありません。飲食店の場合はグリストラップの設置基準を満たす必要があるため、住宅の排水設備とは別の視点での計画が求められます。

よくある質問

Q. 水道引き込み工事と下水道承認工事は同時に依頼できる?

はい、新築工事では両方が必要になることが多く、同じ業者にまとめて依頼できれば、申請や現地調査の手間を一本化できます。ヒトナスのように両方の指定を受けた業者であれば、ワンストップでの対応が可能です。

Q. 公共汚水桝が既にある場合も申請は必要?

既存の公共汚水桝を利用する場合でも、接続する排水設備の内容によっては申請が必要になることがあります。現地調査の段階で、既存桝の状態と接続方法を確認しておきましょう。

Q. 補助金は使える?

自治体によっては、浄化槽から公共下水道への切り替え工事に補助金制度を設けている場合があります。葛飾区で利用できる制度があるかどうかは、区の窓口や施工業者に確認しておくとよいでしょう。

Q. 承認図の作成だけを依頼することはできる?

承認図の作成のみを個別に依頼できる業者もありますが、実際の施工とセットで依頼したほうが、設計内容と現場の整合性を取りやすく、手戻りも起きにくくなります。設計から施工まで一貫して対応できる業者に相談することをおすすめします。

Q. 完了検査で不合格になることはある?

勾配の不足や桝の設置位置のずれなど、承認図と実際の施工内容に食い違いがあると、完了検査で是正を求められることがあります。施工中の記録写真をこまめに残しておく業者であれば、検査時のやり取りもスムーズに進みやすくなります。

業者選びで確認しておきたいこと

下水道承認工事の業者を選ぶ際は、東京都指定排水装置工事事業者としての登録の有無、承認図の作成から施工までを一貫して対応できるか、見積もりの内訳が明確かを確認しておくと安心です。水道引き込み工事とあわせて依頼する場合は、両方の指定を受けた業者かどうかも確認しておくとよいでしょう。

また、葛飾区での施工実績があるかどうかも確認しておきたいポイントです。地域ごとの下水道整備状況や道路事情に詳しい業者であれば、申請段階での手戻りも起こりにくくなります。

まとめ

下水道承認工事は、水道引き込み工事とはまた別の申請・承認プロセスが必要な工事です。承認図の作成から施工、完了検査まで一貫して対応できる業者を選ぶことで、手続きの負担を減らすことができます。住宅密集地の多い葛飾区だからこそ、現地の状況を正確に把握してくれる業者選びが、後々の安心につながります。

ヒトナスへのご相談について

株式会社ヒトナスでは、給排水衛生設備の設計から給水管取出工事・下水道承認工事・屋内配管工事・各種届出申請まで、ワンストップで対応しております。葛飾区亀有を拠点に、東京23区内の工事を幅広く承っています。

「どこに頼めばいいか分からない」「申請が複雑で不安」という方も、まずはお気軽にご相談ください。無料でご相談・お見積もりを承っています。

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