2026/10/03
お役立ち
足立区で下水道承認工事をするには?申請の流れと費用相場・低地の注意点
足立区で家を建て替えることになり、工務店から「下水の承認工事も必要です」と言われた。でも、それが何の工事で、誰に頼んで、いくらかかるのかはよく分からない。そんな方は少なくありません。
足立区は荒川と隅田川に挟まれ、さらに中川や綾瀬川も流れる、川に囲まれた街です。土地の多くが平らな低地で、昔からの住宅地と区画整理で整った街並みが混在しています。こうした土地の条件は、実は排水の計画にも影響してきます。
この記事では、足立区で下水道承認工事を進めるときの基本的な考え方と、申請の流れ、費用の目安を整理しました。低地ならではの注意点にも触れていますので、計画の初期段階で読んでおいていただけると役に立つはずです。
足立区でこの工事が必要になる典型的なケースは、次のようなものです。
・古い木造住宅を解体して新築に建て替える
・1つの土地を分割して、2棟以上の住宅を建てる
・トイレや浴室を増やす、場所を移すリフォームをする
・古い排水管が割れたり詰まったりして作り直す
・店舗や事務所を住宅に用途変更する
特に足立区では、相続をきっかけにした建て替えや、広めの土地を分けて分譲するケースのご相談が目立ちます。土地を分けると、それぞれの敷地に排水の出口が必要になるため、既存の公共桝の位置や数が問題になりやすいのです。
一方で、道路を掘る工事が必要な場合は、その道路の管理者への手続きも必要です。区道なら区、都道なら都、というように道路ごとに管理者が違うので、ここは少しややこしいところかもしれません。
ヒトナスは東京都指定排水設備工事事業者として、足立区をはじめとする城東・城北エリアの工事を数多く担当してきました。業者を探すときは、まず指定を受けているかどうかを確認しておくと安心です。
足立区のように平らな土地が広がるエリアでは、敷地の奥にある浴室やトイレから道路側の公共桝までの距離が長いと、勾配をつけるうちに管がどんどん深くなっていきます。ところが、公共桝の深さには限りがあります。結果として「このままでは公共桝に届かない」という事態が起こるのです。
だからこそ、設計の段階で建物のどこに水回りを置くか、配管をどう通すかを先に決めておくことが大切になります。間取りが固まってから慌てて排水を考えると、床の高さを変えたり、公共桝の位置を変える相談が必要になったりと、手間も費用も増えてしまいます。
逆流が心配な場所には、排水の出口に逆止弁を設けたり、低い位置の排水をポンプでくみ上げたりする方法があります。どこまでの対策が必要かは土地の高さや建物の形で変わるので、現地を見たうえで判断するのが確実です。
私道の排水管につなぐ場合は、私道の所有者や同じ管を使っている近所の方の同意が必要になることがあります。ここを後回しにすると、工事の直前になって話がまとまらず、日程が延びてしまうことも。早めに現状を調べておきましょう。
合流式のエリアなら、屋根や庭に降った雨水も、汚水と同じ公共桝へつなぐのが基本になります。一方、分流式のエリアでは、汚水は汚水管へ、雨水は雨水管や側溝へと、出口を分けなければなりません。足立区内でも場所によって扱いが異なることがあるため、自分の土地がどちらにあたるのかは、計画の前に必ず確かめておきたいポイントです。
雨水を地面にしみ込ませる浸透桝を組み合わせる方法もあります。大雨のときに下水道へ一度に流れ込む水を減らせるので、低地の多い足立区とは相性のよい設備といえるでしょう。ただし、地下水位が高い場所や地盤の状態によっては、思ったほど水がしみ込まないこともあります。
この場合は、新しい排水管を引き直すだけでなく、使わなくなった浄化槽の清掃や撤去、埋め戻しも必要になります。浄化槽の扱いは工事の段取りや費用に大きく関わるので、見積もりの段階で含まれているかを確認しておきましょう。
・現地調査(既存の排水管・公共桝の位置や深さの確認)
・排水設備の計画づくりと図面の作成
・東京都下水道局への計画の届出(着工の7日前まで)
・道路を掘る場合は道路管理者への許可申請
・排水管と桝の施工
・工事完了の届出と、屋外部分の完了検査
23区では、排水設備の工事を始める7日前までに、工事の計画を東京都下水道局に届け出ることになっています。届出をせずに工事を始めると、施主側も業者側も罰則の対象になりうるので、ここは必ず守るべきルールです。
また、公共桝を新しく設けたり、位置を変えたりする場合は、別途下水道事務所への申請が必要になります。公共桝の扱いは敷地の状況によって変わるため、現地調査の段階で業者に確認してもらうとスムーズです。
新築の場合は、建物の基礎工事や外構工事との順番も関わってきます。建物の完成直前になって排水工事を詰め込むと、外構をやり直すことにもなりかねません。工務店と業者で早めに段取りを共有しておくことをおすすめします。
費用が変わる主な要因は次のとおりです。
・建物から公共桝までの配管の長さ
・掘る深さ(勾配を確保するために深くなるほど費用は上がる)
・桝の数と種類
・コンクリートやアスファルトの撤去・復旧の範囲
・公共桝の新設や位置変更の有無
・道路を掘る場合の許可申請や交通誘導の費用
足立区のような低地では、先ほどの勾配の問題から掘削が深くなるケースもあり、その場合は目安の上限に近づくことがあります。見積もりを比べるときは、図面作成費や申請代行費が含まれているかどうかも確認しておくと、後から金額が膨らむのを防げます。
なお、ここで紹介した金額はあくまで一般的な目安です。実際の費用は土地の条件で大きく変わるので、現地調査をしたうえでの見積もりで判断してください。
そのうえで、川に囲まれた低地という土地柄、勾配の取りにくさや大雨時の逆流には特に気を配りたいところです。間取りが固まる前に排水の相談をしておくだけで、仕上がりもコストも大きく変わってきます。
「どこに頼めばいいか分からない」「申請が複雑で不安」という方も、まずはお気軽にご相談ください。無料でご相談・お見積もりを承っています。
TEL: 03-6662-5540(受付: 平日10:00から18:00)
または、お問い合わせフォームからどうぞ。
足立区は荒川と隅田川に挟まれ、さらに中川や綾瀬川も流れる、川に囲まれた街です。土地の多くが平らな低地で、昔からの住宅地と区画整理で整った街並みが混在しています。こうした土地の条件は、実は排水の計画にも影響してきます。
この記事では、足立区で下水道承認工事を進めるときの基本的な考え方と、申請の流れ、費用の目安を整理しました。低地ならではの注意点にも触れていますので、計画の初期段階で読んでおいていただけると役に立つはずです。
下水道承認工事とは?足立区で必要になる場面
下水道承認工事とは、敷地内の排水設備をつくったり作り替えたりして、道路の下にある公共下水道へ正しくつなぐ工事のことです。要は、キッチンやお風呂、トイレで使った水を、敷地の外まで流していくための配管と桝を整える工事、ということになります。足立区でこの工事が必要になる典型的なケースは、次のようなものです。
・古い木造住宅を解体して新築に建て替える
・1つの土地を分割して、2棟以上の住宅を建てる
・トイレや浴室を増やす、場所を移すリフォームをする
・古い排水管が割れたり詰まったりして作り直す
・店舗や事務所を住宅に用途変更する
特に足立区では、相続をきっかけにした建て替えや、広めの土地を分けて分譲するケースのご相談が目立ちます。土地を分けると、それぞれの敷地に排水の出口が必要になるため、既存の公共桝の位置や数が問題になりやすいのです。
23区の下水道は東京都下水道局の管轄
意外と知られていませんが、足立区を含む東京23区の公共下水道は、区ではなく東京都下水道局が管理しています。そのため、排水設備に関する手続きも、区役所ではなく東京都下水道局の下水道事務所が窓口になります。一方で、道路を掘る工事が必要な場合は、その道路の管理者への手続きも必要です。区道なら区、都道なら都、というように道路ごとに管理者が違うので、ここは少しややこしいところかもしれません。
施工できるのは東京都指定排水設備工事事業者だけ
23区内で排水設備を新しく設けたり、増やしたり、作り替えたりする工事は、東京都下水道局の指定を受けた「東京都指定排水設備工事事業者」でなければ施工できません。指定事業者には、排水設備の知識を持つ責任技術者が在籍していることが条件になっています。ヒトナスは東京都指定排水設備工事事業者として、足立区をはじめとする城東・城北エリアの工事を数多く担当してきました。業者を探すときは、まず指定を受けているかどうかを確認しておくと安心です。
足立区の地形と排水計画で気をつけたいこと
低地ならではの勾配の取りにくさ
排水管は、水が自然に流れるように少しずつ傾けて埋めていきます。この傾きを勾配と呼び、管の太さが100mmなら100分の2以上がひとつの目安です。足立区のように平らな土地が広がるエリアでは、敷地の奥にある浴室やトイレから道路側の公共桝までの距離が長いと、勾配をつけるうちに管がどんどん深くなっていきます。ところが、公共桝の深さには限りがあります。結果として「このままでは公共桝に届かない」という事態が起こるのです。
だからこそ、設計の段階で建物のどこに水回りを置くか、配管をどう通すかを先に決めておくことが大切になります。間取りが固まってから慌てて排水を考えると、床の高さを変えたり、公共桝の位置を変える相談が必要になったりと、手間も費用も増えてしまいます。
大雨時の逆流への備え
川に囲まれた低地では、ゲリラ豪雨のときに下水道の水位が上がり、宅内に水が逆流してくるリスクも頭に入れておきたいところです。特に、半地下の部屋や道路より低い位置にある排水口は要注意。逆流が心配な場所には、排水の出口に逆止弁を設けたり、低い位置の排水をポンプでくみ上げたりする方法があります。どこまでの対策が必要かは土地の高さや建物の形で変わるので、現地を見たうえで判断するのが確実です。
区画整理エリアと古い住宅地の違い
足立区には、区画整理で道路や下水道が計画的に整えられたエリアと、昔ながらの細い道が入り組んだ住宅地があります。後者では、私道の下に共用の排水管が通っていることも珍しくありません。私道の排水管につなぐ場合は、私道の所有者や同じ管を使っている近所の方の同意が必要になることがあります。ここを後回しにすると、工事の直前になって話がまとまらず、日程が延びてしまうことも。早めに現状を調べておきましょう。
雨水の扱いは合流式か分流式かで変わる
下水道には、汚水と雨水を1本の管で流す合流式と、別々の管で流す分流式があります。23区は古くから下水道の整備が進んだこともあり、区部の面積の約8割が合流式です。合流式のエリアなら、屋根や庭に降った雨水も、汚水と同じ公共桝へつなぐのが基本になります。一方、分流式のエリアでは、汚水は汚水管へ、雨水は雨水管や側溝へと、出口を分けなければなりません。足立区内でも場所によって扱いが異なることがあるため、自分の土地がどちらにあたるのかは、計画の前に必ず確かめておきたいポイントです。
雨水を地面にしみ込ませる浸透桝を組み合わせる方法もあります。大雨のときに下水道へ一度に流れ込む水を減らせるので、低地の多い足立区とは相性のよい設備といえるでしょう。ただし、地下水位が高い場所や地盤の状態によっては、思ったほど水がしみ込まないこともあります。
浄化槽や汲み取りからの切り替え
足立区の一部には、今も浄化槽を使っているお宅が残っています。公共下水道が使える地域で浄化槽から切り替える場合も、下水道承認工事の対象です。この場合は、新しい排水管を引き直すだけでなく、使わなくなった浄化槽の清掃や撤去、埋め戻しも必要になります。浄化槽の扱いは工事の段取りや費用に大きく関わるので、見積もりの段階で含まれているかを確認しておきましょう。
申請から完了までの流れ
足立区での下水道承認工事は、おおむね次の流れで進みます。・現地調査(既存の排水管・公共桝の位置や深さの確認)
・排水設備の計画づくりと図面の作成
・東京都下水道局への計画の届出(着工の7日前まで)
・道路を掘る場合は道路管理者への許可申請
・排水管と桝の施工
・工事完了の届出と、屋外部分の完了検査
23区では、排水設備の工事を始める7日前までに、工事の計画を東京都下水道局に届け出ることになっています。届出をせずに工事を始めると、施主側も業者側も罰則の対象になりうるので、ここは必ず守るべきルールです。
また、公共桝を新しく設けたり、位置を変えたりする場合は、別途下水道事務所への申請が必要になります。公共桝の扱いは敷地の状況によって変わるため、現地調査の段階で業者に確認してもらうとスムーズです。
工期の目安
一般的な戸建て住宅であれば、現地調査から図面作成、届出までに2週間から1ヶ月程度。実際の施工は2日から1週間ほどで終わることが多いです。道路の掘削許可が必要な場合や、私道所有者との調整が必要な場合は、さらに時間がかかります。新築の場合は、建物の基礎工事や外構工事との順番も関わってきます。建物の完成直前になって排水工事を詰め込むと、外構をやり直すことにもなりかねません。工務店と業者で早めに段取りを共有しておくことをおすすめします。
費用相場の目安
足立区での下水道承認工事の費用は、戸建て住宅の新築でおおむね40万円から90万円程度が目安です。既存の排水管の一部だけを交換する場合は、10万円から30万円程度で収まることもあります。費用が変わる主な要因は次のとおりです。
・建物から公共桝までの配管の長さ
・掘る深さ(勾配を確保するために深くなるほど費用は上がる)
・桝の数と種類
・コンクリートやアスファルトの撤去・復旧の範囲
・公共桝の新設や位置変更の有無
・道路を掘る場合の許可申請や交通誘導の費用
足立区のような低地では、先ほどの勾配の問題から掘削が深くなるケースもあり、その場合は目安の上限に近づくことがあります。見積もりを比べるときは、図面作成費や申請代行費が含まれているかどうかも確認しておくと、後から金額が膨らむのを防げます。
なお、ここで紹介した金額はあくまで一般的な目安です。実際の費用は土地の条件で大きく変わるので、現地調査をしたうえでの見積もりで判断してください。
よくある質問
Q. 建て替えの場合、古い排水管はそのまま使える?
使える場合もありますが、築年数が古い住宅では陶器の管やコンクリート管が使われていることが多く、ひび割れや木の根の侵入が見つかることもあります。新しい建物の水回りの位置と合わないことも多いため、建て替えを機に作り直すケースが一般的です。Q. 水道の引き込み工事と同じ業者に頼める?
給水と排水の両方の指定を受けた業者であれば、まとめて依頼できます。ヒトナスは東京都指定給水装置工事事業者と東京都指定排水設備工事事業者の両方の指定を受けているため、現地調査や申請をひとまとめにして進められます。Q. 自分で業者を選ばず、工務店に任せても大丈夫?
もちろん問題ありません。ただ、工務店が下請けに出す場合もあるので、実際に施工する業者が指定を受けているかは確認しておくと安心です。まとめ
足立区で下水道承認工事を進めるときは、23区の下水道が東京都下水道局の管轄であること、施工は東京都指定排水設備工事事業者に限られること、着工の7日前までに届出が必要なことを押さえておきましょう。そのうえで、川に囲まれた低地という土地柄、勾配の取りにくさや大雨時の逆流には特に気を配りたいところです。間取りが固まる前に排水の相談をしておくだけで、仕上がりもコストも大きく変わってきます。
ヒトナスへのご相談について
株式会社ヒトナスでは、給排水衛生設備の設計から給水管取出工事・下水道承認工事・屋内配管工事・各種届出申請まで、ワンストップで対応しております。葛飾区亀有を拠点に、東京23区内の工事を幅広く承っています。「どこに頼めばいいか分からない」「申請が複雑で不安」という方も、まずはお気軽にご相談ください。無料でご相談・お見積もりを承っています。
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